6月の日銀会合にて、政策金利が0.75%から1%へ引き上げられました。政策金利1%は31年ぶりの水準とのことです。
また、1年前の政策金利が0.5%でしたのでこの1年のうちに金利が倍になっています。
こうなると、住宅ローン金利どうなるやろ・・・というのが目下の私の悩みではあります。
あと32年残っています(完済時75歳( ゚Д゚))。
で、金利が上がれば金融機関の業績は好調だろう!ということで、今回は金融機関の決算状況について調べてみました。
日本の金融機関は、2026年3月期において歴史的な好業績を達成しています。特にメガバンク3グループは、日銀の利上げによる金利正常化の恩恵を受け、過去最高益を更新しています。
メガバンク3社の純利益は初の5兆円超
2026年3月期の連結純利益は以下のとおりです。
| 金融グループ | 純利益 | 前期比 |
|---|---|---|
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 2兆4,272億円 | +30.3% |
| 三井住友フィナンシャルグループ | 1兆5,829億円 | +34.4% |
| みずほフィナンシャルグループ | 1兆2,486億円 | +41.0% |
| 合計 | 5兆2,588億円 | +33.9% |
3社合計の純利益は初めて5兆円を突破し、3期連続で過去最高益を更新しました。
● 好業績の背景
1.金利上昇による利ざや改善
最大の要因はやはり日銀の金融政策正常化です。
長年続いた超低金利環境が終わり、貸出金利と預金金利の差である「利ざや」が改善しました。銀行本来の収益力が回復し、資金利益が大幅に増加しています。
2.企業の資金需要拡大
インフレ環境への移行や設備投資需要の増加、M&A案件の活発化を背景に企業向け貸出が堅調に推移しています。
3.非金利収益の成長
各行とも以下の分野が好調でした。
- 資産運用ビジネス
- 決済関連ビジネス
- M&Aアドバイザリー
- 手数料収入
金利収益だけではなく、非金利分野での成長も利益を押し上げています。
● 2027年3月期の見通し
各グループとも増益を見込んでいます。
- MUFG:前期比約12%増益見込み
- SMFG:前期比約7%増益見込み
- みずほFG:前期比約4%増益見込み
一方で、
- 米国景気減速
- 地政学リスク
- 海外クレジット市場の不透明感
- 為替変動
などをリスク要因として挙げています。
● 注目すべきポイント
今回の決算から読み取れる重要なポイントは、「金利のある世界」が本格化したことです。
これまで企業は低金利を前提として資金調達や投資判断を行ってきました。しかし今後は、
- 借入コストの上昇
- 金融機関の融資姿勢の変化
- 資本効率重視の経営
- 運転資金管理の重要性向上
などへの対応が求められます。
また、銀行が過去最高益を更新していることは、反対側、つまり企業・個人側から見れば「金融コストの上昇局面」に入ったことを意味します。借入金利の見直しや資金繰り計画の精緻化がこれまで以上に重要になりそうです。
亀元