皆様、コーヒーはお好きですか?
私は、コーヒーが好きで1日何杯も飲んでしまいます。ちょっとした空き時間にカフェにも行くのですが、ふと見渡してみると、いわゆる昭和の香りがする喫茶店が少なくなっている一方で、スターバックスコーヒーの店舗が急増していることに気づきました。
普段私が仕事をしている大阪市内の某所でも、調べてみると歩いて5分圏内にスターバックスコーヒーは8店舗もあるほどです。ホームページでは2026年3月末時点で2,116店とあり、気づけばコーヒーチェーンで最多店舗数となっているようでした。

1位ということに加えて、2,000店舗を超えているとは思いもよらず、外食産業全体でも上位になっているのではと思い外食産業各社の店舗数を調べてみたところ下図のようでした。

全体で3番目に多く、お持ち帰り弁当であるほっともとを除き、店舗内飲食店に限ると日本で2番目に店舗数が多い外食チェーン店となります。
では、日本ではスターバックスコーヒーの店舗数が急増するほどコーヒーの消費量が増加したのでしょうか。実はそうでもなさそうです。
下記は全日本コーヒー協会が公表しているコーヒーの消費量(過去30年)ですが、30年前と比較し増加しているものの直近10年では減少傾向にあります。

全日本コーヒー協会の調べでは2021年時点で全国の喫茶店(コーヒーチェーン含む)の店舗数は58,669店舗ありますが、40年以上前の1981年には何と154,630店もあったようです。2026年3月時点のコンビニエンスストアの店舗数が56,141店であることを考えますと、かつて日本は喫茶店だらけであったことがわかります。 1980年代の漫画やアニメで喫茶店のシーンをよく見るのは、それほど喫茶店が身近であったことなのかもしれません。
逆に言えば、1/3程度まで店舗が減少したように喫茶店文化が変わった(コーヒー文化が多様化した)のかもしれません。コーヒーチェーン店の増加だけでなく、コンビニエンスストアでコーヒーを扱い始めたことも影響があるのかもしれません。
これらから言えることはコーヒーの消費量は大きく変化していませんが、喫茶店の総数は大きく減少する中で大手のコーヒーチェーンは店舗を増やしているということになります。昔ながらの街の個人店から大手チェーン店へ、コーヒーだけでなく実は多くの他の業界でも起こっていることかもしれません。 原田 礼造